赤字サロンでも１３０万で店舗買取り（鹿児島）
- 鹿児島県
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赤字のサロン（美容室）の居抜き売買に成功しました。
運営していたオーナー様は造作売買金を持って地元に帰ることができました。
赤字のため美容室を閉店したい
店舗をオープンして２年半の美容室。思ったように顧客が増えず、売上不振に悩んでいました。「これ以上赤字を出しながら続けるより、地元に戻って新たな道を探したい」と考えたオーナー様から弊社にご連絡をいただきました。
まずは居抜き売買を成功させるための打ち合わせと無料査定のため、１度店舗へお伺いすることに。
希望の売却額で引き継ぎ先の募集が可能
営業期間が２年半と短いこともあり、お店の内外装は新店同様。内装は白を基調とし、イスなどの備品も白で合わせ、統一感と清潔感のある店内。また、床はもちろん鏡台なども掃除が行き届いており設備としては非常に好印象でした。
約２５坪の店内にカット台は少なめの配置。また、シャンプー台ブースはカット台から少し離して置かれ、お客様が快適に過ごせるよう配慮されていました。
カット台・シャンプー台も含めての売買対象なのはもちろん、内外装も綺麗な状態。そのため現況を活かし、次も美容室テナントとして引き継ぎ先を探しました。
居抜きオークションで店舗を売却
オープン時の過剰投資や赤字だった時期の補てんもあり、一定額以下では売却できない事情がありました。
もちろんなるべく高く売りたい、というのは誰しもが思うところ。
しかし最大のリスクはなによりも、「売れずに退店コストがかかってしまうこと」。
特に今回は売れなかった時に必要な、撤退コストをオーナーは用意できません。
解体・空家賃などの費用は絶対に発生させられない、そんな状況でした。
そこで今回は、引継先が見つかる可能性を少しでも上げなければいけません。そこで譲渡側が売買金額を少しずつ下げていく、競り(せり)下げ値付け方式を採用しました。
一般的なオークションでは買い手が徐々に値段を競り上げ、最高値を提示した買い手に販売します。一方、競り下げ値付け方式では売り手が最高額をつけながらも、様子を見ながら徐々に値段を下げます。買い手が買う意思を示した時点で、売買が成立。
譲渡オーナーの希望額からスタートし、結果的には１３０万円で買取が決定！
納得できる範囲で値がつき満足いただける結果となりました。空家賃発生の心配も無くなり、身を軽くして地元へ戻られました。
同じ鹿児島市内の経営者が買取
１３０万円で買取を決めたのは同じ市内で美容室を営む方。こちらは、QBハウスやサンキューカットと同じくスピードカットの専門店。店舗の近くでもう１店舗の出店を計画しており、物件を探していました。
本物件を内覧され、既存店よりも高い客単価をねらった『アッパー向け』スピードカット店に使えるのではないか、と買取を即断。
客単価を高め、富裕客を取り込む際には内装も重要な要素の１つ。しかしそこへあまり投資をかけすぎると、借り入れも多くなり投資回収が遅くなりやすい、といった問題も出てきます。
しかし本店舗を活用したことで、内装設備投資は造作譲渡にかかる１３０万円と多少のリフォーム費用のみ。
買い取ったオーナー様にお伺いすると、０からこのレベルの内装・設備をそろえると１６００万円はかかるそう。初期投資で１４００万円以上の削減に成功し、『アッパー向け』の新たな店舗を出店することができました。
美容室を居抜きで売却するための３つのポイント
（１）美容室で最も重要なのは、水回りの工事がきちんとされているかどうか。
排水設備のない物件を美容室で使う場合、給排水の配管を入れることが必要になります。そうなると床を全部めくり上げて基礎工事を行わなくてはなりません。
床を外して配管を通すとなると、工事費用が高くついてしまいます。そうすると、居抜きのメリットが感じにくく高額売却に至るケースは少なくなります。
（２）次のポイントは設備や内装がそのまま使えるかどうか。
この場合であれば高級感や清潔感など出店者のイメージに合致したため契約までスムーズに進みました。美容機器故障の有無だけでなく、内覧の際には清掃を行き届かせ、すぐに使える状態だとアピールすることも有効です。
（３）美容室で高額売却を狙う際には、顧客リストの引き継ぎも可能か検討します。
飲食店とは異なり、顧客情報をストックしやすい美容室の強み。
周辺地域からの来店リストはそのお店の財産です。出店者からすると広告宣伝費を削減するチャンス。そのリストに価値を感じる人も多く、造作譲渡費もそこを加味されますので高額売却に繋がりやすくなります。
高く譲渡・売却
