リース支払いが残っていても居抜きでスピード売却。大阪の人気店が買い取り
- 東京都目黒区
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東急目黒線『武蔵小山駅』徒歩2分、カフェをスピード売却。
リース物品を含んだ譲渡ならではの残債処理や引き継ぎといった事情を抱えながら、2カ月で成約いたしました。
トラブルが起きやすいリース品まわりも適切に処理を行い、負債を残すことなく撤退することができました。
人材を他店舗に集中させるため、居抜きで売却
東急目黒線『武蔵小山駅』徒歩2分、間口が大きく視認性良好な1階路面店舗。
洋書をテーマとしたお洒落なブックカフェとして8年間営業してきました。
お洒落な内装が話題となり、多くの雑誌やテレビでロケに使われた人気店でした。
しかし、近年の人材不足の波には逆らえず、他店舗に人材を集約するため、売却へと踏み切ることに。
物件としては悪くない条件なものの、ひとつ問題が
武蔵小山は近年、駅前再開発で多くのタワーマンション建設や、大型アーケード商店街を有するエリア。
物件は駅からも程近く、間口も大きい1階路面店舗で「いい条件」が揃っていました。
ただひとつ問題が。
それは、造作設備にリース品を含んでいたこと。
出店者(買主)からリース残はあまり好まれません。一般的な造作売買以上の手間やリスクが考えられるからです。
出店時に厨房機器や設備をリースで導入すれば、初期投資を大幅に抑えることができます。
月々の費用のみで必要機器を揃えられるため、使いようによっては出店時の強い味方。
しかし売却となると、残債の処理やリース継承や所有権移転などに問題が発生しやすいのも事実。
引継ぎには適切な処理を行う必要があります。
リースを含んだ居抜き売却の方法
リース品の所有権はリース会社にあるのでそのまま勝手に売却することはできません。
リース物品を含めた譲渡では、2つの方法があります。
①造作の売却金でリース品の残債を処理し、他物品と一緒に売却
売却で得たお金で、リース品の残債をすべて返済。
リース会社から所有権をもらいます。その後に売主様から買主様へ所有権を移します。
少し手間はかかりますが、リース支払いが残った設備を処理することができます。
ポイントは、残債を処理する前提で売却額を提示すること。
(売主様の手残り+リース残債+売却手数料)を考慮した売却額を決めて、後継テナントを募集します。
②リース品を契約ごと引き継いでもらう
買主様からリース会社にリース料を納めてもらう方法。
ただし、リース会社の審査を通過しなければ、引き継ぎはできないので注意しましょう。
今回は、②リース契約の引き継ぎを行いました。
リース品の処理は想像以上にシビアなため、安易な売却は大変危険。
①のように残債を支払って処理をしても、リース会社によっては所有権が移転されないことも。
リースならではの注意点が多いため、すでに居抜き売却で実績を積んでいる経験豊富な会社にご相談されることをおすすめいたします。
大阪の人気店が東京進出
この店舗を買い取ったお客様(買主)は、大阪でパンの製造販売・カフェを展開する企業様。
こだわり食パンが大人気で、大阪では行列ができるほどの人気店。
フランチャイズ展開の1店舗目として、東京進出を計画されており、物件を探していました。
しかし、遠方のため、物件探しは難航。
情報が回ってくるのに時間がかかるのに加え、内見もすぐにできず、競合負けしてしまう状況が1年続いていました。
そこでフランチャイズ支援の一環として、弊社が物件開発面でもサポート。
全国の物件情報を取り扱っている強みを活かし、物件紹介も行うことに。
本物件は募集開始時にすぐにお伝えし、ご検討いただきました。
出店者様の希望は「周辺地域の方に継続して利用してもらえること」。
マンションが多く居住者が多い武蔵小山は、条件にぴたりと合致していました。
1階路面店で視認性の良さも気に入っていただき、買い取りを決定。
リース引き継ぎを前提のうえ、売主様の希望通り350万円で売買成約となりました。
今回のポイント
1:リース品は適切に処理を行うことが肝。
※リース取扱い実績・専門知識のある居抜き業者を選びましょう
2:東京進出を計画する勢いのある地方企業など、全国規模で買い手を探せるネットワーク
カフェの売却について
売却時の特徴と高額・スピード売却のポイント
飲食店売却の成約実績
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