「パターン別」居抜き売却ノウハウ
- 駅から離れている店舗も、居抜きで譲渡できますか？
駅が遠い、人通りがあまりない物件も居抜きで譲渡できる可能性は十分あります。
なぜなら、全ての人が駅チカ・人通りのある一等立地の物件を探しているわけではないから。
コストをおさえて出店を考えている方から「最高の立地！」と言われるケースもあります。
駅から離れている物件は、駅から近い物件より、賃料が割安に設定されています。
そのため、物件取得費用（保証金、礼金、仲介手数料）をおさえられます。
出店後も固定費が安いため、売上の目標額を低く設定することができます。
自分ひとり、もしくは夫婦など、ゆっくり経営したい方に、喜ばれるパターンです。
どのような物件を探しているかは人それぞれ。
「会員制の和食店」や「隠れ家的バー」を開業する方にとって、店前の人通りは重要ではありません。
人通りがあると賃料が高い傾向があるため、むしろ避けて探している方も。
買主が見ているのは、ターゲットにしているお客様に来店いただけるかどうかです。
例えば、ドッグカフェをやりたい方にとってのお客様は、犬の飼い主。
そのため確認するのは、駅からの距離ではなく、公園までの距離です。
犬を飼っている方の多い地域か、散歩ルートに入るかなどを見ます。
居抜き譲渡の成功は、「依頼する不動産会社をきちんと選べるかどうか」にかかっています。
２等・３等立地の物件も、条件に合致する方を見つけられれば、居抜きで譲渡できます。
こういった物件を買うのは「目的来店」を重視している経営者です。
目的来店とは、「今日はあの店へ行こう」とあらかじめ決めたお客様に来てもらうこと。
看板などを見てふらっと入ってくるのではありません。
こういった来店は、強いコンセプトをもつ個人店が多いのが特徴です。
個人の開業希望者を多く抱えている会社を選んで、売却相談をしましょう。
《近くに駅・バス停がなくても譲渡に成功》
住宅街ど真ん中の焼き肉店を閉店サポート（横浜市南区弘明寺町）
