入居審査が進まない!イタリアンレストランの居抜き物件売買(立川)
- 東京都立川市
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人材不足のため、店舗の売却を決めたイタリアンレストラン。
中央線『立川駅』徒歩2分の好立地のため、引き継ぎ先を募集すると多くの反響をいただきました。
しかし、その後が難航。
管理会社と連絡が取りづらく、審査がなかなか進まない緊急事態に。
そこで、弊社が2名体制でサポート。関係各社に細やかなケアを行い、無事契約を締結できました。
スタッフが退職し、閉店
店舗売却のご相談をいただいたのは、女性に人気のイタリアンレストラン。
立川に増店してから1年。順調に経営してきました。
しかし、本店のスタッフが退職。
人材不足で立川店舗へ人材を割けないことから、やむなく閉店を決断。
出店時にサポートしていた弊社へ撤退のご相談をいただきました。
すぐに募集条件を固め、募集をスタート。
すぐに成約に至ると思われていたところ……
空中階店舗物件は居抜きで売りづらい
本物件は、中央線『立川駅』から徒歩2分、飲食ビルの5階。
立川は西東京エリア有数の繁華街、飲食需要が高く出店者から人気があります。
懸念点は1つ。
こちらの店舗が空中階であること。
1階路面店に比べ、空中階は、集客面でハンデがあります。
視認性が悪い・来店までの動線が長い、など。
そのため、空中階店舗を検討する出店者は限られています。
当社が7000名弱の出店希望者に検討物件に関する調査を行った結果をご覧ください。
・1階のみ検討…49%
・1階、空中階ともに検討…50%
・空中階のみ検討…1%
約半数の出店ご検討者様が、空中階を候補から外しています。
空中階店舗物件の居抜き売却は、引き継ぎ候補者が見つかりにくい可能性が。
・候補者探しに時間がかかって、募集が長期化する。
・造作譲渡でも価格交渉されやすく、希望額で売却しづらい。
こんなケースが多いのです。
売りづらい空中階物件ですが、本物件では募集開始直後から大変多くの反響がありました。
・立川エリアのロケーション人気の高さ
・飲食ビルの空中階だったため、他店舗との相乗効果が期待できた
しかし……
候補者が見つかるも、契約まで難航
問い合わせ・内覧が多数入る人気物件に、まさか売却まで4カ月を要するとは、だれも予想していませんでした。
居抜き売却には5つのステップがあります。
1.引き継ぎ先を募集する
2.出店者が問い合わせ&内覧
3.出店者が申し込み
4.売主・家主による審査
5.契約締結
(売主と造作譲渡契約、家主と賃貸借契約を出店者が結ぶ)
今回ステップ3「出店者が申し込み」まではスムーズでした。
人材派遣をしている法人様が、飲食事業の法人を新しく立ち上げ。代表者さまの地元である立川で物件を探していました。出店予定と同業態だった本物件を内覧し、すぐに申し込み。
しかし家主審査・契約締結に向けて動きだしてから、ハードルが露見しました。
管理会社担当者様と連絡が取りづらく、時間がかかってしまう。
審査を進めるために管理会社の担当との連携は必須事項。足並みがそろわなければ、居抜き売却の話は壊れてしまいます。
居抜き売却では2つ契約を結ぶ必要があります。
売主と造作譲渡契約、家主と賃貸借契約を入居者(買主)が結ばなければなりません。
入居希望者と売主の間で造作の売却合意が取れたとしても、家主と賃貸借契約が結べなければ成約にはなりません。
そこで今回は、弊社が2名体制でサポート。
管理会社・家主への交渉など行う担当と、売主と入居希望者の調整を行う担当を分けることに。ご意向をそれぞれの担当がお伺いしながら、契約へスムーズに進んでいけるよう準備を整えました。
こうして売主・家主・管理会社それぞれの足並みがそろえることができ、無事契約に至りました。当社の営業マン2名の連携が決め手となりました。
レストラン(イタリアンなど)売却の事例
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