ロードサイドの飲食店を1200万円で売却
- 埼玉県春日部市
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北海道の法人様が関東エリア展開の足がかりとしてオープンした埼玉(春日部)の店舗を売却。
1200万円の希望額で売却でき、負担となっていた遠隔での人材管理からも解放されました。
大型ロードサイド物件の売却ポイントは、同規模の店舗を経営している買主を顧客として持っているかどうか。
物件が大きければ、取得費用や月々の家賃も大きくなります。さらには大型店舗を運営するノウハウや体制も必須。
そのため、買主候補は限られます。
多店舗展開している法人に対してアプローチが行えるかが、ロードサイドの店舗売却のカギになります。
本物件では、埼玉エリアで店舗展開を進める法人様から買い取り希望をいただき、売主様の希望通りの価格で売却することができました。
遠隔での人材管理が負担に
売却の対象になったのは東武アーバンパークライン『春日部駅』より徒歩16分、交通量が多い国道に面したロードサイド店舗。
北海道に本社を構える法人様が、自社ブランド業態で関東エリア展開の足掛かりとしてオープン。
ブランドポークを使用した柔らかな豚かつが、周辺住民からも支持される人気店です。
しかし遠隔での人材や運営の管理が負担となり、撤退を検討。
売却相談でお声がけいただきました。
ロードサイド物件の売却査定
徒歩のお客様が多い駅前店舗と車で来店される方が多いロードサイド店舗では、査定のポイントが異なります。
ロードサイド物件の査定ポイントは、車での来店(入店)のしやすさ。
その他に店前交通量、看板の位置・大きさ、駐車場の広さ・台数、店前道路のカーブの度合い、物件の間口の広さ、ポール看板の有無や視認性、浄化槽の有無なども重要です。
本物件は、交通量が多い国道沿い。
飲食店を始めとした様々な業種のロードサイド店舗が並ぶエリアにあります。
駐車場も28台分確保できており、看板も目立つ大きさで建物上部と側面に出せていました。
入りやすさ・視認性ともに◎。
ロードサイド物件として、まずまず良い条件と言えるでしょう。
買主が限られるロードサイド物件
とはいえ「好条件だからすぐ売却できる」とはいかないのがロードサイド店舗の難しいところ。
駅前物件に比べ、ロードサイド物件の出店検討者は少ないのです。
物件が大きくなればなるほど、費用/運営面の負担も大きく、検討者がさらに限られてしまいます。
本物件は建坪で45坪と、中規模の店舗。
物件取得費用で約1600万円かかるため、個人事業主の検討は現実的ではありません。
買取候補者を「多店舗展開している法人」と定めて、引継ぎ募集をかけていきました。
チェーンや多店舗展開企業とのネットワーク
前述したように、大型ロードサイド物件の売却ポイントは「多店舗展開している法人」へのアプローチができるかどうか。
店舗専門で取り組むわたしどもは、10万人の出店顧客を抱え、170社のフランチャイズチェーンとも密な繋がりがあります。
「物件を紹介してほしい」とのご要望の中には、もちろん、ロードサイド店舗を希望する法人様も。
埼玉県で出店を進める企業が買い取り
本物件に手をあげたのは、ロードサイドに出店を希望していた法人様。
埼玉エリアで、焼肉店や海鮮居酒屋を展開しています。
今回の目的は、ファミリー向け焼肉業態の増店。造作譲渡金額も売主様の希望通り、1200万円でお話がまとまりました。
1200万円と比較的高額で売却できた理由はシンプル。
買い手側からすれば、それでも大きなメリットがあるからです。
物件や業態によりますが、建坪45坪のロードサイド物件を更地から出店すると出店コストは少なくとも3,000万円超。
土地の造成工事や躯体からの建築工事、ポール看板の設置や、場所によっては浄化槽の設置など、ビルイン物件とは異なるのです。
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