2000万円かけた豪華内装が「逆に」居抜き売却しづらい理由
- 東京都港区
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居抜き売却の妨げとなるのは、リースの残債や破損だけではありません。
売主からすればメリットに思える点が、真逆の効果(買い手からはデメリット)を生んでしまうことがあります。
先日、無事に売却を済ませた和食店では、2000万円かけた豪華な内装が、当初大きな枷(かせ)に。
高級感のある内装がマッチする業態の幅を狭めてしまい、募集期間が長期化。
東京メトロ銀座線『赤坂見附駅』徒歩1分、駅前の好立地物件でしたが、売却までに3カ月を要しました。
最終的にはなんとか、「この内装をそのまま使いたい」という買主様を見つけることができ、売主様ご希望額で売却が決定。
成約した一番の原因は、わたしどものサービスに登録いただいている10万人超の出店希望ユーザー様でした。
本業の上場準備のため、店舗を売却
「上品な空間でリーズナブルに和食を味わえる」をコンセプトにした和食店。
人材派遣業を営む法人が2年間営業してきました。
本業で上場準備をすすめることとなり、周辺事業を整理。
本店舗の閉店を決め、「店舗そのまま売却」に相談に来られたのです。
2000万越えの豪華な内装
こちらの和食店は空間の雰囲気を重視。
内装に2000万円を超えるの投資をし、高級感あふれる仕上がり。
細部までこだわった豪華絢爛な内装が、売却の難易度を高めることになるとは…。
売主様からすると思ってもみないことでした。
居抜きのメリットが出づらい
高級和食店にはぴったりの豪華な内装。
この完成度の高すぎる内装は、他業態では活かしにくい。
居抜き店舗の最大のメリットは改装費用が抑えられること。
設備をそのまま上手くいかせれば、低コストで出店が叶いますが、フル改装するようではうま味がありません。
「奇麗で豪華な内装」を活かせる業態は極わずか。
同じような高級和食・割烹・寿司などに限られます。
本物件は駅からも近く、立地条件もよく、多くの問い合わせをいただきました。
しかし、具体的に検討して、改装費用を算出したところで出店候補からもれてしまうということが続きました。
高級寿司店へ希望額で譲渡
わたしどもは全国10万人超の顧客を持つ強みを活かし、サイト掲載やメルマガで継続して出店者へアピール。
3カ月を要しましたが、売主様希望額の300万円で売却に成功しました。
買主様は、恵比寿で高級寿司店を経営している方。
新たに「上質な空間で、カジュアルにお寿司を楽しめるお店」を出店するため物件を探していました。
本物件は内装のイメージもぴったりとはまり、そのまま開業できるほど。
「理想の居抜き物件と出会えた」とお喜びいただけました。
10万人以上の顧客構造が鍵に
本物件のように、買い手候補が絞られてしまうケースでは、どれだけ多くの出店希望者にアプローチできるかが決め手。
多種多様なニーズを持った出店希望者の中から、条件に合う方を見つけ出すのです。
店舗不動産専門で取り組む「店舗そのまま売却」は、10万人の出店顧客を抱え、170社のフランチャイズチェーンとも密な繋がりがあります。
本物件が売却に繋がったのも、膨大な顧客構造があってこそ。
まずはお気軽にご相談ください。
レストラン(イタリアンなど)売却の事例
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ダイニングレストランの居抜き物件売却(南青山)
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